令和3年1月19日に佐久穂町において、町議会臨時会が開催された。
この臨時会は、町長の佐々木勝氏や教育長の渡邉秀二氏をはじめ、14名の議員が出席し、全議員が参加したことで定足数を満たした。
開会に先立ち、議長が感染症対策に留意するよう呼びかけ、会場内でのマスク着用を促した。特にこの日、全国的な新型コロナウイルスの感染者増加が懸念されていた。
日程の中でまず、会議録の署名議員として須田良子議員と石井正行議員が指名された。
次に議会運営委員会による会期の決定が行われ、報告の通り、会期が「本日1日」と定められた。
続いて議長報告では、過去の意見書の提出について言及され、災害復旧に向けた報告がなされた。
この臨時会の主な目的は、議案第1号「令和2年度佐久穂町一般会計補正予算(補正第9号)」の審議であり、町長がこの議案について詳細な説明を行った。新型コロナウイルスに関連する接種事業と、選挙に関する費用が計上されている。
町長は、医療体制の逼迫についても言及し、感染者数が増えているものの、町での重症化は確認されていないと述べた。また、昨年の台風19号の影響に関連する災害復旧事業についても説明した。
この補正予算案には、歳入で数億円の増額が見込まれ、議案は委員会に付託された後、審査が行われた。各常任委員長による報告では、いずれも同意し、最終的に無事に原案通り可決された。
最後に、日程のすべてが終了し、臨時会は閉会した。