令和3年第8回佐久穂町議会定例会が開催され、出浦修身議員が一般質問を行った。主な議題は、(仮称)道の駅八千穂高原インターチェンジの事業推進についてである。
出浦議員は道の駅の建設事業の進捗を確認するため、事業スケジュールが計画通りに進んでいるかを町長に質した。佐々木勝町長は、道の駅の事業は平成30年度から始まり、土地の取得や基本計画の作成が進行中であることを説明した。特に令和6年度のオープンを目指して進めているが、計画には変更が生じる可能性もあると強調した。
また、基本計画案に対するパブリックコメントについても言及され、出浦議員は住民から寄せられた意見の内容について確認した。町長は、道の駅に寄せられた意見は大半が賛成的であるとし、町民の期待が高いことを強調した。
次に、町内の文化財の保管管理策の強化についても議論された。今年度、佐久穂文化財等収蔵館において文化財が集約される中、保管状況の確認と今後の対策が検討されている。特に、蛍光灯からLEDへの照明の変更による紫外線対策が計画されており、さらなる保護対策が進められる。
さらに、千曲病院についても言及され、病院の現状や今後の戦略について町長と竹内俊文事務長から説明があった。常勤医の確保が最優先であることを強調し、今後の医療体制についても示された。
高見澤利博議員は、がん教育の推進に関しても提起した。特に、教育機関においてがんに対する正しい知識を教える必要性があることを指摘し、教育長は既存の教育プログラムにがん教育を取り入れる方針を示した。
また、地方版総合戦略についても言及があり、町の未来に向けた具体的なビジョンが求められた。町長は持続可能な地域社会を実現するため、コミュニティ創生の戦略に取り組む重要性を訴えた。
議会運営においては、議員らから町の教育や医療、地域振興に向けた具体的なアイデアが出され、今後の町の発展が期待される。