令和3年第3回佐久穂町議会定例会が開催され、議案や予算案の審議が行われた。本会議では、いくつかの議案が原案通り可決されたことが報告されている。
特に議案第4号と第5号は、佐久穂町国民健康保険条例の改正とそれにかかる税条例の改正に関し、全員賛成で可決された。議会運営委員会においては、追加提案された補正予算案とその内容が報告された。佐々木正雄委員長は、補正予算案について「コロナ禍における地域経済の支援が主眼である」と述べ、重要性を強調した。
また、議案第19号の令和3年度一般会計予算についても、井出正臣議員が賛成討論を行った。彼は、「自主財源の増加が不可欠」としながらも、町の独自の施策の重要性を訴えた。さらに、「再度、住民の豊かな生活を支えるためには、地域資源の最大限活用が重要」と述べた。
経済福祉常任委員会の報告では、様々な委員からの質疑が行われ、特に介護保険条例の改正に関する内容が注目を浴びた。倉澤陽一委員長は、付託された複数の案件を詳細に説明し、自らの意見を述べた。各議案については賛成多数で可決されたが、特に議案第11号では厳しい経済状況を受けた修正案が提案され、そこでも地域住民への影響が強調された。
最後に、令和2年度の一般会計補正予算の審議では、新型コロナウイルス感染症に伴う経済支援が焦点となり、佐々木勝町長がこの支援の必要性を強調した。出浦修身議員も、他業種に対しても支援が必要であると指摘し、今後の施策に期待を寄せた。