令和5年12月佐久穂町議会定例会が開かれ、様々な議題が取り上げられた。主なトピックは、子ども政策とサーキュラーエコノミーが注目されている。
まず、子ども政策について、高見澤利博議員が質問を行った。彼は、子ども家庭庁が発足して8か月が経過し、子どもの声を反映させる取り組みが進む中、佐久穂町での進捗を求めた。「町でも子ども基本法に基づく施策が必要であり、子どもたちの意見を反映する方法を考えるべきです」と強調した。
これに対して、渡邉秀二教育長が答弁した。町では長野県の計画に従って、令和6年度に佐久穂町子ども計画を策定予定であり、施策策定に子どもたちの意見を反映させることが重要だと述べた。特に、教育長は「主権者教育の重要性を認識し、子どもたちに将来の選択肢を提示できるよう取り組んでいる」とコメントした。
次に、高見澤両議員はサーキュラーエコノミーに関しても言及した。サーキュラーエコノミーは、持続可能な環境を目指す観点から、資源循環を重視した経済モデルである。高見澤利博議員は「地域でのサーキュラーエコノミーについての取り組みが必要であり、行政のサポートを強化する必要がある」と述べ、具体的な施策の必要性を訴えた。
佐々木勝町長もその重要性に言及し、町としての認識を強調した。「環境省と経済産業省の施策に則って、資源の循環利用をさらに推進していきたい」と語った。
また、AEDについての議論もあった。高見澤利博議員がAEDの設置や普及の必要性を訴え、町民への情報提供の強化を要望した。
教育長は、「今後はアプリを活用し、AEDの設置場所を周知していく考えです」と答えた。これにより、町全体の安全対策を強化する意向が示された。
このように、佐久穂町議会では、子ども政策、循環経済、そして地域住民への安全配慮など、様々な課題が取り上げられ、活発な議論が行われた。今後、これらの施策がどのように実施され、町の発展に寄与するのかが期待される。