令和4年第7回佐久穂町議会定例会が開催され、道の駅の基本計画など多岐に渡る議題が話し合われた。
道の駅に関する質問では、須田芳明議員が発言し、計画の概要とその必要性について議論が展開された。特に、地域活性化や観光振興の観点から、道の駅が果たす役割が再確認される場面が多く見られた。
須田議員は「道の駅は単なる休憩場ではなく、地域内経済循環を促進する重要な施設である」と強調。その上で「道の駅の運営が成功するためには、地元住民の参加と理解が不可欠である」と述べた。これに対し、佐々木町長は「住民参加が道の駅の魅力を増加させ、周辺観光地への誘導にも繋がる」と応じた。
また、高橋康徳議員は、道の駅が他の道の駅と差別化されるための施策として、特産品の魅力を高め、地域経済の循環を強化する必要があるとの視点を提供。町の産業振興につながる施策が必要であると述べた。この点において、町の直売所と競合しないような戦略や、町内全体での連携が求められることが強調された。
さらに、竹内達朗議員が「万全の準備が必要で、地域全体で意識を持って取り組むことが必要だ」と述べた。一方、健康福祉に関する取組も言及され、地域住民の健康づくりに向けた施策の重要性が再確認された。特に、健康管理合同会議が再開された際の具体的な内容や、住民への周知方法についての検討が求められた。
新型コロナウイルスに関しても、町民の健康を守る施策として健診の受診率向上が挙げられ、今後の取組への期待感が表現された。具体的には「直売所や観光資源を活かした仕掛け作りが必要」とし、参加を促していく姿勢が求められた。