令和2年第6回佐久穂町議会臨時会が、11月13日に開かれました。
議会では、新型コロナウイルスの影響に伴う施策として急遽提案された議案が中心となりました。
この臨時会では、議案第67号として「佐久穂町特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例」と、議案第68号「令和2年度佐久穂町一般会計補正予算(補正第6号)」の二つが上程されました。
議案第67号については、佐々木勝町長が「町長の給料月額を15%減額し、副町長及び教育長も10%減額する」と紹介しました。この改正は、給与の減額期間を令和2年12月1日から令和3年3月31日までの四か月間とします。
次に議案第68号についても佐々木町長が説明し、「歳入は49万5千円を追加し、総額は116億3,890万9千円となる」と述べました。この補正予算案には、図書館運営事業の予算増額が含まれており、特に住民への説明責任が求められる内容です。
質疑の場では、両議案に対する実質的な質問は上がらず、議員は議論を通じて必要な事項を明確にしました。質疑後は討論となり、全ての議案が原案通り可決されました。
町長は、今回の臨時会による反省を踏まえ、「予算執行のチェック体制を強化する」意向を示しました。これにより、住民の信頼回復を図る姿勢が見られました。
最後に、臨時会は午前10時33分に閉会しました。議会の透明性や説明責任が改めて議論される中で、今後の町政の進展に期待がかかります。