令和3年11月17日に行われた佐久穂町議会臨時会では、重要な議案について審議が行われた。特に、予算の補正や旧庁舎の工事に関する案件が中心となった。
町長の佐々木勝氏は冒頭の挨拶で、不適切保育に関する報告を行い、町田職員による事件について謝罪した。これにより、町民の信頼回復に向けた対策が急務であることを強調した。
臨時会は会期が1日と決定され、上程された議案についての説明が行われた。承認第11号では、一般会計補正予算の増額が提案された。歳出総額が新たに4,400万円増額され、予算総額は88億2,657万4,000円に達する。
議案第71号では、佐久町旧庁舎北棟の改修工事と南棟の解体撤去を含む契約が提案された。契約相手は畑八開発の笹崎俊一氏で、契約金額は1億3,068万円となっている。議案に対する質疑はなく、いずれも原案の通り承認された。
本議会の決定は、町の財政運営や地域のインフラ整備に関する重要な意味を持つ。町民の安全と信頼を取り戻すため、再発防止策が急務であると認識されている。議会の開催を通じて、町の発展に向けた具体的な議論が続けられたことが示された。