令和3年6月9日に開催された佐久穂町議会の定例会では、男女共同参画の推進や街灯の管理、選挙制度手続の見直しに関する議論が行われた。
まず、男女共同参画の推進についての質問が竹内達朗議員から提起された。町長の佐々木勝氏は、地域社会における男女共同参画の重要性を強調した。特に、女性活躍推進法を踏まえ、女性が働きやすい環境づくりとともに、子育て支援を充実させる必要があると述べた。また、現在のジェンダーギャップ指数に触れ、日本が120番目である現実を見据え、具体的な対策が必要であると呼びかけた。竹内議員は、佐久穂町の状況を踏まえ、女性の管理職登用について質問し、町長は制度的な整備の遅れが影響していることを認識していると発言した。
次に、竹内議員は街灯の管理についても言及した。管理番号を街灯に設けることやLEDへの更新計画についての意見を述べ、役場に管理の透明性と迅速な対応を求めた。町長は、街灯の管理は地域の安全にも関わる重要な課題であると認識し、今後も充実した施策を進めるとして、既存の街灯点検体制を見直す考えを示した。
さらに、選挙制度手続の見直しについても、竹内議員と須田芳明議員からの質問があり、選挙期間の延長や公示のタイミングについての意見が交わされた。特に、現在の選挙ポスター掲示方法についても疑問を呈し、より効率的な方法の導入を求めた。選挙管理委員長の菊池利男氏は、透明性を持って運営されることは重要であるとしながらも、法的な規制との整合性も必要であると答えた。