令和2年第7回駒ヶ根市議会定例会が開会した。市長の伊藤祐三氏は、猛暑や新型コロナウイルスの影響に触れつつ、地方自治体としての防災対策と経済の両立に向けた取り組みを強調した。
まず、市長は、厳しい暑さの中での議会開催と、熱中症警戒アラート発令に対する注意を呼びかけた。また、昨年発生した豪雨災害の影響にも言及し、特に人的被害がなかったことに安堵しつつ、早急な復旧作業を進める考えを示した。
次に市長は、新型コロナウイルスに関しても言及した。直近の感染者数増加を受け、引き続き基本的な対策を徹底し、経済活動との両立を図りたい旨を伝えた。特に、2020年度の一般会計補正予算を伴う緊急経済対策が重要であると認識を示し、市民の経済的な困難を軽減するための施策を実施することに意欲を見せた。
この会議では重要な人事案件が議題となり、議案第60号で教育長の再任について審議され、本多俊夫氏が引き続き教育委員会の教育長として選任承認された。心を引き締め、内から育てる子どもたちへの教育に尽力する考えを述べた。
その後、教育委員会委員や監査委員の選任議案、各種決算報告、並びに補正予算が提案された。特に議案第75号の一般会計補正予算案が注目されており、新型コロナウイルスによる影響を多面的に考慮した内容となっている。