令和2年1月15日、駒ヶ根市議会において第1回臨時会が開かれた。
市長の杉本幸治氏は新年の挨拶を行った。東京オリンピックが今年に開催されることを取り上げ、市民に結束した応援を呼びかけた。また、旧国民宿舎すずらん荘の土地及び建物の処分について議案を提案した。
今回の議案には、財産の処分に関して重要な意義があるとされている。議案第1号は、すずらん荘の土地と建物の処分に関連する。処分内容には、土地が横断する2筆、敷地面積は合計5,286.15㎡とされ、建物の延べ床面積は2,574.48㎡が含まれる。この財産は、ふる里リゾート株式会社に2,020万円で売却されることが決定された。
池田幸代議員は、処分価格が入札開始時の最低価格を上回った理由について質問した。産業部長の渋谷仁士氏は、今回の応札は慎重に判断された結果との見解を示し、具体的な要因は確認できていないと述べた。また、この売却金は一般会計に入るという。
質疑は続き、中島和彦議員は、ふる里リゾート株式会社の事業内容について質問した。渋谷氏は、同社が最近設立された企業であり、大町温泉郷にてゲストハウスを運営していることを説明。すずらん荘についても、地域振興に寄与する事業運営が期待されていることを強調した。
最終的に、議案は総務産業委員会で原案通り可決された。杉本市長は議案の可決に感謝を表し、地域の平穏を願うコメントで会議を締めくくった。今議会では、杉本市長の最後の議会となる見通しであり、議員たちはその努力に感謝を示した。市長は、駒ヶ根市に災害のない年を祈念する言葉で挨拶を終えた。