令和5年第3回駒ヶ根市議会臨時会が開会した。初の臨時会では新たに選出された議長、副議長の選挙が行われ、議会新体制のスタートを切った。
開会にあたり、臨時議長の小林敏夫氏が、「議長選挙にご協力をお願い申し上げます」と述べた後、自己紹介の時間が設けられた。議員たちはそれぞれ自分たちの名前や区を名乗り、議会運営の一環としてコミュニケーションを図った。
市長の伊藤祐三氏は、「全議員の皆様の出席に感謝申し上げる」と述べた。また、今後の市政進展や住民福祉の増進に向けた議会の重要性についても言及し、議長や委員会の選出を円滑に進めたいとの意向を示した。
議事日程の中で、議長選挙が最優先され、小原茂幸氏が無事に選出された。「光栄であり責任の重さを感じる」と感謝の意を表した小原議長は、議会力を高めるために、「議会の倫理条例を策定する」ことや、「ICTの活用を進める」ことについても強調した。
続いて副議長に選出された宮下稔氏は、「議会の役割は市民からの信頼を得ること」と述べ、執行部の業務の監視と議決権行使の重要性について言及した。彼は、議会の透明性を高めるため努力する姿勢を示した。
この臨時会では、議席の指定や会期の決定も行われ、会期は5月17日までの3日間とされた。会議中には常任委員および議会運営委員が選任されるなど、議会の体制が整っていく様子が見受けられた。
市長からの報告もあり、議会に提案された議案の内容も踏まえ、議員たちが各委員会においての議論を通じ早速の対策に取り組む姿勢が強調された。
この日の議会は、議会に新風が吹くことで今後の駒ヶ根市の発展に寄与していくことが期待される。