令和5年第3回臨時駒ヶ根市議会では、新たな議会構成や専決処分に関する重要な議題が数多く審議された。
特に注目されたのは、駒ヶ根市公平委員会委員の選任に関する議案である。市長の伊藤祐三氏は、「新たに山田秀明氏の選任を提案する」と述べ、山田氏が適任者であると強調した。議会は質疑を省略し、賛成全員の起立で同意を決定した。この選任に対し、山田氏は「誠心誠意努める」と意気込みを示した。
市税条例の改正に関する議案も一括審議され、吉澤一義総務部長は、「税法の改正に伴う各条例の整備を行います」と述べ、新たな軽減措置や税率変更を説明した。特に、環境性能割に関する施策では、政府が掲げる「2035年電動車100%販売目標」に関連する内容にも言及した。委員たちは、その詳細に対し質疑を行い、国民健康保険税の軽減基準についても関心が寄せられた。
また、令和4年度の一般会計補正予算について、特に新型コロナウイルスワクチン予防接種事業についての資金計上が議題となり、再び吉澤部長は詳細を説明した。コロナ対策の影響を受けつつ、支援金の増加が見込まれる中での継続的な取り組みが求められている。議案は全て承認された。
議会の後半では、監査委員の選任に続いて、各種団体議員の選挙も行われた。市長の伊藤祐三氏は、退任した監査委員への感謝を示し、新たに小林敏夫議員への同意を求めた。こちらも賛成全員で選任が決定された、松﨑剛也議員等が伊南行政組合議会議員に選ばれ、上伊那広域連合や水道企業団議員も同様に指名選挙が行われた。
伊藤市長は、挨拶において、今後の市政運営に関する重要な施策について触れ、「子育て全力応援宣言」や、新たな観光資源の底上げなどを挙げた。\n経済成長や住民福祉の向上に向け、市民とともに進む姿勢を見せ、今後の取り組みの重要性を強調した。議会の閉会に際しては、参加した議員の健勝を祈るコメントで締めくくられた。