令和３年１２月定例会の一般質問では、特に教育や福祉、その分野での質の向上に向けた議論が交わされました。子育て支援に関する課題が繰り返し浮上しており、後継者の育成や安全・安心への施策の強化が求められています。
まず、安曇野での子育てに関する支援の強化について、橋本裕二市議が発言しました。
「未来の安曇野の命運は、ここに暮らす若い世帯の数にかかっている。子育て支援が必要だ。」と訴えました。具体的には、スクールバスの運営見直しや、通学路の安全対策、さらには医療費無料化の推進を挙げました。この中で「大きな関心を寄せられている待機児童の解消が急務です。」
次に、矢澤毅彦市議は地域防災について問題提起しました。「消防団の重要な役割を再認識し、過疎化や高齢化を見据えた組織の強化が不可欠だ。」と述べ、消防団の規模や役割を見直す必要があると強調しました。市長は「消防団の存続と地域への浸透が必要。市として応援を続けていきたい。」と語りました。
さらに、岡村典明市議は、教育機関での支援体制や農業の振興政策について質問。ホストタウン事業による交流や、農業後継者育成が市の発展にも繋がると述べました。市長は「農業政策には新規就農者支援が必須」と言及し、地域の特性を活かした成長戦略を示しました。
幾つかの市議が地域の課題について重要な活動をしていますが、増えている支援ニーズに関して研修や教育活動を強化する必要があります。今後も市民が望む安全と安心を確保するため、連携を図りながら、豊かで住みよい社会の実現を目指すよう強調されています。