令和5年6月16日、安曇野市議会で行われた一般質問では、特に「JR豊科駅西側地域の活性化」や「市道幹線道路の整備改良事業」など、地域の発展に関わる重要なテーマが取り上げられた。
代表的な発言には、竹内秀太郎議員の「豊科駅西側地域の開発整備について」である。裏付けられたビジョンのもとで、既存の市街地に都市機能を集約し、交通の要所としての駅の利便性向上を目指すという趣旨で発言がなされ、「この地域は今後の発展に大いに期待できる」と指摘した。
また、猪狩久美子議員は、「ジェンダー平等の実現に向けた市の取組」について意見を述べ、現在の女性管理職比率を上回る登用を求めた。彼女は「女性が働きやすい環境を整えることが求められている」と強調し、具体的な行動を促した。
さらに、井出勝正議員は、「市営住宅の快適な住環境づくり」や「共益費の負担軽減に向けた取り組み」を提案した。特に、「追いだき機能の設置」を提案し、地域住民の生活環境改善の必要性を訴えた。市長はこれに対し、現実的な課題としての考慮を示した。
一方、地域包括支援センターの設置に関しては、高齢化の進展が見込まれる中で、明科地域への設置の必要性が語られた。福祉部長は、十分な支援が行える体制が整っているとしたが、明科地域の特有のニーズに単に応えるだけでなく、地域との連携が鍵であるとの見解を示した。
これに関連して、介護保険事業計画における待機者の減少が報告され、その背景には介護施設の建設計画があることが強調された。
この日、安曇野市議会は、地域発展に向けた多角的な議論が繰り広げられた。特に、全ての市民が安心して暮らせる社会への一歩を進めるべく、議員たちは各問題に対する解決策を提案し続け、その実現を模索する意気込みが感じられた。