令和4年3月定例会では、安曇野市における重要な議案が提出された。
本会議では、「組織改編に伴う関係条例の整理に関する条例」や「安曇野市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例」といった、組織体制の見直しが大きなテーマとなっている。
提案された議案第1号に関して、林孝彦福祉教育委員長は、教育部でのスポーツ振興が観光との連携で影響を被るのではないかとの懸念を示した。
久保田剛生総務部長は、教育委員会による体育の管理は変わらないことを強調し、新たに設置される商工観光スポーツ部の方針について説明した。
一方、議案第4号「安曇野市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例」では、多くの議員が市長公約に基づく医療費無料化の年齢基準に関する議論を繰り広げた。
反対意見の中で橋本裕二議員は、19歳未満ではなく18歳以下にすべきと主張した。
一方、賛成派は近隣市との調整が必要で、混乱を避けることが重要と判断した。
また、本会議では、令和3年度一般会計補正予算の質疑も行われ、補正予算案が可決される一方、市の事業執行プロセスには問題があるとの指摘もあった。
このように、今回の定例会は、安曇野市の政策と市民生活に直結する重要な議案が数多く取り扱われ、議会内では活発な意見交換が行われた。
今後の安曇野市における政策運営が注目される。