令和3年安曇野市議会3月定例会が3月17日に開催されました。
本会議では、34件の議案と3件の陳情が審議され、新年度予算や新型インフルエンザ対策に関する重要な法案が挙げられました。特に注目を浴びたのは新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例です。
宮澤宗弘市長は、令和3年度の一般会計予算が413億円であること、また、新型コロナウイルス対策として特別な支援策が提案されていることを述べました。特に、地方自治法第180条に基づく専決処分の報告において、公用車事故による損害賠償や財物事故、道路事故に関わる内容が示されました。
今回の会議において、各委員会の委員長はそれぞれの担当分野で審査結果を報告しました。特に平林明委員長（総務環境委員会）からは、今年度における予算の中で特に異議はなく全員一致で可決すべきとの意見が強調されました。
また、携帯電話基地局設置に関する情報提供を求める陳情についても議論が交わされ、多くの議員から賛成意見が上がりました。さらに、季節性インフルエンザワクチンの小児予防接種に係る補助金事業の予算化についての陳情は無事に採択される結果となりました。
一方、複数の議案に対しては反対意見も表明されました。特に介護保険特別会計予算に関する議案については、介護報酬の改定幅が僅かであるため、介護事業の質や人材確保に不安が残るといった指摘がなされました。
最後に宮澤市長は、令和3年度の予算が執行される中で、引き続き市民の声を反映しつつ、健全な財政運営に向けて努めると述べ、会議は終了しました。