安曇野市では安全・安心な街づくりを目指し、道路の整備と通学路の改善に努めている。市長は、地域住民が安心して暮らせる環境作りを進めており、特に通学路の危険箇所の改修、生活道路の維持管理、交通渋滞の解消が重要な課題と位置づけている。堀金交差点や柏原西・富田の交差点では、特に右折車線の不備が道幅の狭さと相まって渋滞を引き起こしている。市はこれらの交差点改良に向け県と連携し、優先的に対策を進めていると述べた。
一方、市内において家畜排せつ物の悪臭問題が続いており、具体的な対策が求められている。市は、バイオガスプラントの導入を通じて家畜のふん尿を再利用し、電力として活用する計画を一部検討中であるが、施設設置に伴うコストや様々な課題が依然として残っている。
さらに、デマンド交通「あづみん」の利用促進についても言及された。このサービスは高齢者や交通弱者のためのもので、今後は市民の移動手段の選択肢の一つとして更なる周知と利用促進が進められる。特に観光客に向けて、あづみんの利用を促すための施策や言語対応を強化するとのこと。
加えて、交通安全については、定期的な地域の防災訓練や市民による環境保全活動が今後の課題とされ、より良い施策が求められている。市は地域住民の声を反映させ、実効性ある施策の実現に努力していく意向を示している。