安曇野市議会での一般質問が行われ、松糸道路や市内公園管理の進捗についての重要な議論が交わされた。
特に、松糸道路に関して、今吉都市建設部長は、令和3年に都市計画決定が行われた安曇野道路部分の進捗状況を説明した。安曇野道路の整備は、国の補助事業として令和4年度から本格化し、長野自動車道への接続を目指す。具体的な工事着手は数年後、完成は十数年を見込むとの見解を示した。
また、大町市内の松糸道路計画についても述べられ、現在の進捗状況は設計の段階にあることが確認された。公園維持の観点からは、都市建設部長が市内209か所の公園を管理し、愛護会と連携しながら進めていると報告。なお、担い手不足が課題になっている。特に除草作業に関しては、除草剤を使用する場面があるが、市はその使用を抑制する方針を持ち、実際に使用を控えている公園もある。
香害問題に関するアンケートの結果も議論され、教育部長より調査結果が発表された。アンケート調査では、約29%の児童生徒が音や光の刺激に不快感を示し、特に頭痛の症状が報告されている。結果を受け、教育委員会は、香りの使用を抑制すべき時期に来ているとの重要性についての認識を深める必要性を強調した。
市内では講習会の実施や公園の環境整備についての意見が活発に交わされ、地域振興に向けた取り組みが今後期待される。市長は、松糸道路開通が地域経済を活性化する重要な要素であることを改めて指摘し、地域の理解を得られるよう努めると述べた。