令和5年3月24日、安曇野市議会は定例会を開き、さまざまな議案の審議が行われた。
議案の中には、安曇野市の一般会計補正予算(第8号)を始め、合計で13件の議案が含まれている。
その中でも特に注目されたのは、令和4年度の安曇野市一般会計補正予算である。
この補正予算に関して、井出勝正議員から住民税非課税世帯への臨時特別給付金について疑問の声が上がった。
井出議員は、"給付金の支給にあたって対象世帯への十分な説明が行われたのか、また実際の給付額と対象者数についても問うた。"
これに対し、鳥ў福祉部長は、対象世帯1166世帯のうち、確認書が提出されたのは1085世帯であり、その93%が参加したと報告した。
ただし、不支給となった世帯もあったとのことで、最終的には986世帯が給付を受けたことを明らかにしている。
このように、予算が計上された時点での予想人数と実際の申請数には乖離が生じており、それが減額につながったとの見解も示された。
議案の中には、介護保険特別会計の補正予算や水道事業会計の補正予算も含まれており、持続可能な福祉政策の推進が強調された。
加えて、配食サービスに関する議論が続き、皇太齢世帯にとってのニーズや、実施予定の事業の必要性についても意見が交わされた。
その中で、事業者側からも徐々に受託が困難になっているとの声が上がり、今後のサービス継続についても懸念が募る状況が浮き彫りとなった。
全体として、安曇野市の議会では、予算に対する質疑が活発に行われ、その結果、いくつかの議案が全会一致で可決された。
現在の社会情勢や地域住民のニーズに応えるために、さらなる工夫と対策が求められていることが改めて確認された。