安曇野市議会の一般質問では、若手芸術家のサテライトキャンパスやフレイル・フレフィット、地域福祉の施策に焦点が当てられた。信州大学や東京芸術大学出身のアーティストは、地域との交流を通じて新たな視点を得ており、来年度の多様な芸術展開が期待されるとのことだ。
特に今年度のアーティスト・イン・レジデンスでは、3名の芸術家が市との関わりを深め、学生や地域住民とのワークショップを通じて相互に刺激を与え合った。市長は、これにより市民が新たな芸術表現に触れる機会を提供したと評価。
また、フレイルやフレフィットの施策が推進され、高齢者の健康維持に向けた取り組みが重要視されている。具体的には、健康管理、運動、栄養、口腔の健康、社会参加の5つのポイントが挙げられ、動画配信による運動促進も行われている。
さらに、生活支援体制整備事業として、地域包括ケアの強化が図られ、コーディネーターが地域に根付いたサービス提供を進めている。しかし、活動の活発さにバラつきが見られ、協議体の運営改善が今後の課題。
ビレッジ安曇野周辺では、施設間の連携強化が進められ、地域の文化・芸術が一体となった動きが期待されている。今後も、行政としてさまざまな支援を行い、地域全体の活性化につなげていく方針だ。