安曇野市議会では、2021年6月に校給食の今後と公共交通、さらに高齢ドライバーの事故対策についての重要な議論が行われた。
特に堀金地域では、市民と保護者の間での自校給食センター存続の意見が強く表明された。長峰荘と穂高プールの廃止が決定されたことを受け、議員たちは過去の歴史と地域文化の重みを強調し、廃止に対する強い反対意見が示された。堀金小学校の給食は、地域住民の愛情と歴史が染み込んだ独自の文化を反映するものであり、市民の思いが伝わる形で再評価されるべきだとの声もあった。
一方、公共交通についても話題に上がった。安曇野市の運行見直し後、利用者数は増加したものの、地域間に格差が存在すること、特に堀金地域においては予約がとりやすくなったが、高齢者の利用が思ったほど伸びていないという実態が指摘された。特に、待機時間の負担軽減が求められており、クラクションや運転手による連絡の工夫が必要だと議員から意見が出された。
このような中、今後の公共交通の整備に対する認識として、高齢運転者の事故対策が重要視され、安曇野市としても責任をもって取り組んでいく意志が強調された。また、公共交通は市民だけでなく観光客にも利用されるべきであり、今後の施策には様々な交通手段の導入が必要です。特に、シェアサイクルや高齢者向けの支援策が求められている。これらの取り組みは観光振興とともに地域活性化にも寄与すると期待されている。
結果的に、議会では、市民生活部から地域防犯への取り組みとして防犯カメラの有効性が論じられた。公共施設へのカメラ設置が進む中で、市民のプライバシーにも配慮される必要があるとも伝えられている。