令和4年3月の安曇野市議会では、地域の活性化を図るための様々な施策が議論された。
特に障がい者の雇用については、辻谷洋一議員が取り上げた。この議員は、障がい者の雇用が少子高齢化での労働力不足の解消に繋がると指摘し、安曇野市の障がい者雇用の現状を問うた。総務部長の久保田剛生氏は、障がい者雇用率の未達成に苦しむ実情と、法定雇用率を満たすために努力していることを説明した。
また、文化・芸術振興では、小林陽子議員が日展安曇野展について質問を行った。教育部長の平林洋一氏は、市民への機会の提供や発信施策を通じて、安曇野市の美術文化を周知していく方針を示した。市内の美術館の連携や、子供たちの美術鑑賞の機会を増やす取り組みが評価された。
加えて、スポーツ活動に関する充実が求められた。特に、安曇野ジュニアスポーツ選手育成事業の展開を高嶋雅俊政策部長が説明し、地域に埋もれる才能を見出す取り組みが進行中であることを強調した。選手の技術指導を行う活動に対する期待が高まっている。
さらに、多文化共生と異文化理解の必要性が取り上げられ、福祉部長の矢口泰氏が外国籍市民との交流施策について説明した。市民が飢えに苦しむことのない社会を作るため、子ども食堂などの支援施策が進められているとされた。