令和3年安曇野市議会12月定例会が、11月22日に開会した。
会期は12月20日までの29日間と決定され、市長の太田寛氏が議場で挨拶した。この定例会では、議案20件の提出があり、重要なテーマについての議論が行われる。
市長の挨拶では、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が一桁台を維持していることに触れ、感染対策に配慮した市のイベント再開について強調した。また、安曇野市総合体育館の竣工式が先日行われ、施設の機能が市民の健康増進に寄与することが期待されていると述べた。
さらに、太田市長は新型コロナウイルスワクチン接種の進捗を報告し、現在、1回目の接種率が90.36%、2回目が87.34%に達していることを明らかにした。これを受け、接種体制を整え、来月からは追加接種の体制を導入していく意向が示された。
議題には、驚くべき内容が多く含まれている。議案第99号では、行政手続における番号利用の関連条例の整備が進められ、第100号から第104号までの各議案では、安曇野市の様々な条例が変更される予定だ。この中には、国民健康保険条例の改正や、学校給食関連の規定整備が含まれている。
また、議案第105号、106号では、令和3年度一般会計及び介護保険特別会計の補正予算が提案されており、歳入歳出共に11億8,800万円の増となる見込みである。この補正により、市民生活と福祉サービスの向上が図られることが期待される。
そのほか、消費者トラブルや観光復興について中学生による提言が行われ、これらが市政に反映されることが期待されている。市内の公共交通改善についても議論が進行中であリ、地域の交通利便性向上に向けた具体的な施策が提案されている。
最終的に、12月3日に予定される代表質問に向けて、市民の意見を反映した議論が重ねられる見込みで、市政に対する市民の期待が高まっている。今回の定例会は、多岐にわたる重要施策が提案され、何より市民生活に密接に関連する内容が扱われることから、注目が集まっている。