令和4年9月1日、安曇野市議会9月定例会が開始され、各議案が審議された。
出席議員は22名で、議長の平林 明氏が開会の挨拶を行った。
最初に、太田 寛市長が新型コロナウイルス感染症の現状について言及した。
「現在、第7波の影響で安曇野市でも新規陽性者が増加しています。」と強調し、感染防止策の徹底を呼びかけた。
続いて、議案の審議が進められ、内容は多岐にわたる。
議案第66号では、安曇野市職員の育児休業等に関する条例の改正が提案され、育児休業取得の回数制限の緩和が議論された。平林 総務部長は「今後、非常勤職員も柔軟に育児休業を取得できるようにするための改正」と説明した。
議案第70号では令和4年度安曇野市一般会計補正予算が提案され、歳入歳出を446億4,100万円とする増額が計上された。
議案第78号から第90号では、令和3年度決算関係の議案が一括で上程され、各経理項目ごとの詳細な決算状況が報告された。
「令和3年度の実質収支は9億5,800万円の黒字」との報告に対し、出席議員からの質問も相次いだ。
また、議長より「ウクライナ情勢に及ぼす影響」についての意見表明があり、産業の動向や地域経済への影響が懸念された。
さらに、報告第19号から第22号までが一括で説明され、健全化判断比率や資金不足比率がいずれも算定されないことが報告された。川上 則文代表監査委員によると「安曇野市の財政状態は健全である」とのことで、今後も持続的な財政運営が求められる。
議案第91号から第94号では、市有財産の処分や市道の認定、地区土地利用計画についても提案がされ、さらなる市民生活の向上が期待されている。