令和元年6月19日、安曇野市議会が開催され、市の様々な施策について質疑応答が行われた。特に、不登校やひきこもり、障がい者支援などの課題が議題として取り上げられ、関係者からの詳細な回答が求められた。
最初に、不登校やひきこもりの支援に関して、市長からは地域を挙げた協力が強調され、市内でのいじめの問題や内面的な不安に対しても、学校と地域が協力し合っていくことが重要とされました。
また、教育長は、安曇野市における不登校の現状を述べ、相談機関など適応指導教室の重要性を指摘。不登校となった児童生徒に対しては、中間教室などを通じての支援体制を確立し、親へのフォローを続けると述べました。
さらに、デマンド交通「あづみん」の利用状況についても言及され、交通手段の不足が地域経済にも影響を与えることが強調された。市としては、定時定路線バスや周遊バスの拡充など、公共交通の充実を図り、利用者の利便性向上に努める必要があるとの意見がありました。
続いて、外国人との共生についても言及。市長は、多文化共生の意識が必要であるとし、具体的には多国籍住民による日本語スピーチ大会の実施、地域活動の場への参加才能を促進する施策を検討中だと説明しました。市としては、地域にザンキを持つ外国人と地域住民とのコミュニケーションを重視し、今後とも多文化共生のための施策を着実に進めていく考えを示しました。
議会質疑では、特定事業主行動計画の具体的な運用や職場環境におけるハラスメントの問題も取り上げられ、職員への教育や啓発活動の重要性が改めて強調されました。特にハラスメントに関しては、相談窓口の存在が示され、職員の心理的な負担を軽減するための取り組みが必要との意見が交わされました。
このように、今回の議会では多岐にわたる課題について議論が交わされ、今後の施策に向けた方向性が見えたといえる。