令和5年7月12日、大台町議会にて臨時会が行われ、重要な議案が可決された。
主な議議題としては、防災行政無線の更新整備工事契約と、一般会計補正予算の議案が含まれる。
議案第62号では、保田総務課特命監が防災行政無線の更新整備工事の契約締結について説明した。契約は6月に入札が行われ、落札業者が決定したことが報告された。これにより、防災行政の機能強化が期待されるため、承認を求めた。
付随して、議案第63号は一般会計補正予算に関わり、総額2858万9000円の追加が提案された。この予算は、みえ子ども・子育て応援総合補助金や、大杉谷診療所のオンライン資格確認導入に必要な経費などを含んでいる。西保則総務課長は、補正予算が地域の課題に対応していることを強調し、可決を目指す意向を示した。
質疑応答では古田廣幸議員が子育て応援事業に対する見解や、審査結果への期待について質問した。その中で、事業の効果や持続可能性に関する議論が行われた。企画課長の西本教広氏は、すべての提案が採択される見込みであると述べた。これに対し、古田議員は具体的な子ども支援の優先度についても質疑を行った。
予算案に対しては、一方で賛成意見が出されたが、宮田明彦議員は反対討論を行い、優先順位への疑問を呈した。このことは地域の子育て支援政策の方向性を示すものであった。
最終的に、両議案は採決に回され、議案第62号および第63号は共に全議員の賛成により可決された。防災行政の体制強化と子育て支援の拡充への一歩が決定されたと言える。
閉会後も議員間で様々な意見が交わされたことが議会の活発な姿勢を示すものであり、今後の行政活動が期待される。