令和6年6月、大台町議会定例会が開催され、10名の議員が出席する中、複数の重要な議題が議論された。特に注目を集めたのは、令和5年度の各種繰越計算書や、消防備品購入に関する議案である。また、一般会計補正予算に関しても、多くの発言と質疑が交わされた。
本定例会では、退職した議員の後任や新たな議員の不在にもかかわらず、議事が円滑に進行した。特に、子ども教育課長の発言や健康ほけん課特命監の発言が印象に残った。子ども教育課の山下晃君は、フッ化物洗口や学校と地域との健康づくりについて言及し、地域連携の重要性を強調した。
また、消防備品購入の契約締結においては、新たに導入する消火栓用ホースなどが議題に上がり、安全への配慮が求められた。総務課長の西保則君は、特殊勤務手当などの条例改正の重要性を述べ、町の職員の働きやすい環境づくりに努める意向を示した。
さらに、一般からの質疑に対し、教育関連や安全対策、特殊詐欺の防止についても多くの意見が述べられた。これに対して、健康ほけん課特命監の上山哲明君は、地域の安全を守るための取り組みを紹介し、地域住民一体で安全確保を進める必要性があると述べた。特に高齢者を狙った詐欺対策や、防災施策に対する地域連携の重要性が強調された。
このように、大台町議会では、今後の政策や地域振興策が多面的に議論され、議員たちは地域住民の声を反映させるための努力を続けている。今後も地域活性化や住民の安全を推進するため、さまざまな施策に対する関心が高まることが期待される。