松阪市議会の全員協議会が令和6年2月9日に開催された。
議題は松阪市実施計画(令和6年度~令和9年度)についてで、街の将来像を見据えた具体的事業の実施が主な焦点とされた。
市長の竹上真人氏は、実施計画が総合計画の10年後の目標実現を目的に策定されたことを強調した。
計画は、未来の街づくりを見据え、令和6年度から令和9年度までの4年間を対象としている。
企画振興部長の藤木洋司氏が詳細説明し、市の実施計画は地域社会の変化に応じた柔軟な対応が求められると述べた。
特に、人口減少や超高齢社会への対応が重要なテーマとして挙げられた。
さらに新型コロナウイルスの影響を考慮し、出産や子育てが安心できる環境整備を推進することが、この計画に盛り込まれている。
地域協働や公民連携が鍵となり、地域活性化やカーボンニュートラルの推進が図られる方針である。
今期の重点プロジェクトは32事業が選定され、特に市民サービスの向上への期待が寄せられている。
議論の中で深田龍氏は、基本構想や基本計画が整う際、実施計画にどのような影響があるのか尋ねた。
彼に対し、藤木氏は実施計画は毎年度見直しを行うため、基本計画が整備されるとその内容に合った形に再編成されると答えた。
これにより、計画の透明性が確保され、適切な見直しがなされることが期待される。
なお、今後も市民と定期的に意見を交わし、計画を進めていくことが求められる。
会議は90分間にわたり議論が行われ、質疑応答がスムーズに進んだ。
全ての議題が終了し、協議会は無事に閉会した。