令和4年第1回大台町議会臨時会が開会した。
出席議員は10名、議長は岸良隆氏が務めた。この臨時会では、4つの補正予算案や一部改正に関する議案が議題として上程された。特に注目されるのは、コロナ対策としての子育て世帯臨時特別給付金に関わる承認第1号と、老朽化した土砂災害情報提供システムの更新に関する承認第2号である。
まず、承認第1号の上程にあたり、上瀬敦也総務課長が令和3年度一般会計補正予算(第11号)について説明。今回の補正は国の施策に基づく経済対策として、子育て世帯へ現金給付を行うものである。現金給付の内訳として、1人当たり10万円が支給されることを伝えた。特に、子どもを扶養する親に向けた給付が行われるが、給付対象とならない家庭が存在する懸念も voicedされ、小野恵司議員からは離婚調停中の家庭についての不安が提起された。
次に、承認第2号、令和3年度一般会計補正予算第12号が審議に上がる。上瀬総務課長は土砂災害情報提供システムの故障に関する経費の説明を行った。このサービスの故障は、住民の安全に関わるため、迅速に修繕が求められていた。さらに、更新に必要な700万7000円を増額補正することが議論され、全会一致で承認された。
続いて、西山雅予報徳診療所事務長が議案第1号の報告を行い、PCR検査機器の導入に関する条例の一部改正が説明された。新たに導入される検査機器は、無症状の感染者も検出可能とされ、陰性証明書の発行が実現する。手数料は1650円に設定した理由として、医療業務のコストを考慮したと述べ、こちらも全員賛成で可決された。
最後に、議案第2号、令和3年度一般会計補正予算第13号が提案された。こちらも緊急性のある住民サービスに関するもので、民生費やふるさと納税に関連した諸経費の補正が検討された。総務課長の説明後、質疑時間が設けられ、古田廣幸議員が返礼品に関する詳細を尋ねる場面も見られた。この議案もまた、全会一致で可決。全ての議事が終了し、岸議長が閉会を宣言した。