令和元年第2回大台町議会定例会が開催され、複数の議案が上程され承認されました。
最初に、平成30年度大台町一般会計繰越明許費繰越計算書が提出され、総務課長の森亨氏が説明を行いました。繰越額は9214万2000円に達し、新たな財源としての活用が期待されています。
続いて承認第5号として、大台町介護保険条例の一部改正についてが提案され、健康ほけん課長の大森豊氏がその理由を説明しました。消費税の引き上げに合わせ、低所得者に対する保険料軽減策が強化されることが強調されました。この改正によって、軽減対象が第1段階から第3段階まで拡大される予定です。
次に、議案第40号と第41号では大台町町道路線の変更及び消防備品の売買契約についての議案が上程され、それぞれの担当課長が提案理由を述べ平行して承認されました。特に町道の変更は、地域の安全や利便性を高めるために重要です。また、消防備品の契約も、地域の安全保障の観点から必要とされています。
次に、大台町の森林環境に関する議案である大台町森林環境譲与税基金条例の制定について、森林課長の尾田徳昭氏より説明がなされました。新たに受ける税金を森林資源の保全や育成に充てる方針が示されました。これにより、今後の森林管理がより体系的に行われることが期待されます。
さらに、町議会では「全国町村議会議長会」での議論も踏まえつつ、新たな社会環境へ対応するため、地域内での情報共有や連携を強化する方針が確認されました。特に、高齢化社会、少子化対策において、取組の充実が求められています。