令和元年11月11日、全員協議会が大台町役場委員会室で開催された。様々な議題が取り上げられ、特に財政改善と予算についての内容が注目される中、町長や各課長の発言が聴かれた。
町長の大森正信氏は、「先日行われた千人鍋のイベントは非常に成功した」と述べ、来客数を前年よりも増えることを願った。その一方で、今後の財政改善に向けた新しい施策が必要であることを強調した。特に、財政改善の取り組みの中で、林業を通じて利益を得る可能性についても言及した。
特に重要な議題として、「財政改善の取り組みについて」が挙げられた。総務課長の森亨氏は、令和2年度当初予算についての案を提示し、公共交通事業の見直しが大きな関心を集めていることを説明した。この事業の見直しは、特別な報告が必要であり、12月の全員協議会で再度説明する計画があるとし、参加者の理解を求めた。
また、一般会計補正予算については、台風19号による災害復旧に必要な経費が認識され、補正が進められることが紹介された。これにより、町の予算は69億1636万1000円に達する予定で、財政への影響が危惧される。
もう一つの重要なポイントとして「フォレストピア周辺整備」があった。これは閑散期の集客策として、梅の木を100本を無償で植えるアイデアが提案された。このアイデアは観光業の整備を図るためのものだが、周囲の雑木を伐採しなければならないため、参加者からは自然景観が損なわれるとの懸念の声も上がった。町長は、「景観を美しく保ちつつ、集客に繋げていきたい」と意欲を示していた。