令和3年2月24日、大台町議会の臨時会が開かれ、議案第7号が可決された。
議案第7号は「大台町公の施設に係る指定管理者の指定について」であり、対象は大台町奥伊勢フォレストピアであった。町長の大森正信氏は、株式会社宮川観光振興公社を指定管理者として提案し、議会の議決を求めた。
大森町長は、経営安定補助金が支給されている中で、経営改善を求められている状況を説明した。これまで同公社は、指定管理者として施設の運営を行ってきたが、コロナ禍での影響を受け、赤字の決算を計上した。しかし、補助金や助成金により今後の黒字決算が見込まれるとの見解を示した。
また、町長は「奥伊勢フォレストピアは地域の活性化に寄与する重要な施設である」と強調した。そして、次期指定管理者が早期に決定し、適切な運営がなされない場合の影響についても言及した。
議案に関する質疑は行われず、その後の討論では賛成意見が出た。古田廣幸議員は、「町が掲げた経営改善に向けた取り組みを信じて賛成する」との見解を示した。国や町の支援が経営改善に寄与することを期待し、結果を出すことが重要であると述べた。
最終的に、この議案は全議員の賛成で可決された。議会は午後9時13分に閉会し、出席者は一堂にお疲れ様の挨拶を交わした。