令和4年7月に開催された大台町議会臨時会では、数件の議案が審議された。
出席議員は11名と定足数に達し、議場は議長の岸良隆氏によって開会が宣言された。議事日程には、会議録署名議員の指名、会期の決定、専決処分の承認、そして一般会計補正予算の議案が含まれている。
まず、日程第1の議題として、会議録署名議員の指名が行われ、上瀬ひろみ氏、古家大輔氏が指名されたことが報告された。この後、会期についての議題に移り、臨時会の会期は本日1日間に決定され、異議なく承認された。これにより、議会の進行がスムーズに行われた。
次に、承認第11号として、国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の専決処分が報告された。健康ほけん課長の保田稔氏が説明し、過誤納税の還付処理を行うため、追加の予算措置を求めた。補正額は歳出の貴重な要素として、総額11億7036万3000円となる。質疑は行われず、全体の賛成で原案通り承認された。
次に議案第51号として、一般会計補正予算(第4号)が提案された。総務課特命監の山下晃氏から新型コロナウイルス対策及び獣害対策に必要な経費について詳細な説明が行われた。歳入と歳出にはそれぞれ1562万4000円が追加され、総額は77億4643万1000円に達する予定である。質疑の際、古田廣幸氏が獣害対策の今後について質問し、課長の辻本肇氏が新たな補助政策の必要性について触れた。
最終的に、議案第51号は起立により全員一致で可決された。会議は、予定通り午前10時15分に閉会し、議員たちは疲れた表情で議場を後にした。議会での議論を通じて、町の未来に向けた重要な決定がされたことが伺える。