令和4年7月29日に開催された大台町の全員協議会は、新型コロナウイルスの感染拡大等の重要な議題を扱った。
今回の協議会では、特に新型コロナウイルス感染症の急激な広がりが話題となった。議長の岸良隆氏は、「三重県では感染者が3500人を超えた」と伝え、感染対策の徹底を呼びかけた。町長の大森正信氏も、役場における感染者の増加に懸念を表明し、対策を講じている状況を説明した。
さらに、令和4年度一般会計補正予算(第4号)に関する議題に移り、担当課長の山下晃氏が補正予算の詳細を述べた。今回の補正では1562万4000円の追加が承認されており、主に新型コロナ対策や獣害対策に充てられることが説明された。特に新型コロナウイルス対策では、自宅療養者の生活支援物資や検査用キットの不足への対応が求められている。
また、獣害対策については、予算が予想以上に増額している背景として、申込者の急増に言及があった。副町長の森本哲生氏も、「必要な予算を確保する方針で臨む」と強調した。
続いて、健康保健課からの新型コロナ対策に関する報告が行われ、具体的な感染者数の推移や施策の改善が述べられた。報告によると、大台町では感染者数は増加しており、感染抑止のための広報活動が強化されているという。
さらに、空き家対策協議会から新たに取り組まれた対象空き家の情報が報告され、当地では所有者への助言や指導が行なわれている。地域の環境保全の観点からも早急な行動が必要であるとの見解が示された。
これらの議題に対し、古田廣幸議員や小林保男議員からの質疑も活発に行われ、それぞれの提案や懸念が表明された。特に議員たちは、地域の状況に応じた柔軟な施策が求められているという認識を共有した。
最後に、議会報告会と意見聴取会の実施についての議論も進んだ。この会議では、町民と議会のコミュニケーションの重要性が再確認された。