大台町議会の全員協議会が令和4年4月13日に開催された。この会議では、コロナの現状や役場駐車場の再整備案、さらに大杉谷郵便局の移転と出張所の業務委託に関する重要事項が取り上げられた。
まず、コロナに関する報告では、三重県において新型コロナウイルスの感染者数が依然として高い水準であることが強調された。健康ほけん課長の保田稔氏は、「感染者数が増加傾向にあり、感染症対策の徹底を促す必要がある」と述べた。特に、町職員の感染も確認され、地域全体での感染防止策が求められている。
次に、役場の交通対策としての駐車場の再整備についての協議が行われた。西保則総務課長は、現状の駐車場の利用状況と今後の見直し方針について詳述した。この整備案に対し、議員たちからは賛否が分かれる意見が出ており、特に職員駐車場の確保に関する議論が続いている。
また、大杉谷郵便局の移転についても重要な議題に上がった。後日の音声でも報告されたこの事項は、地域サービスの維持に関わるものであり、区長たちからは新たな候補地の選定と、既存の出張所業務の受託が必要である旨の意見が寄せられた。これは地域の金融機関の存在が地域住民にとって重要であるためだ。町長の大森正信氏も、「最善の移転先を見つけ、地域の期待に応えたい」と強調した。
また、健康ほけん課では、新型コロナウイルスに関する定期的な情報提供が重要であるとの意見が出された。地域社会の安心感を高めるため、感染者数の周知や予防策の徹底が必要であると改めて認識された。
この全員協議会では、地域課題の解決に向けた多様な視点が出され、活発な議論が行われた。参加した議員たちは、地域住民とともに持続可能な対応策を講じていく意義を再確認している。今後も町の発展に向けた取り組みに評価と関与が期待される。