令和5年第1回大台町議会定例会が開催され、議案が多く取り上げられた。
中でも、令和5年度一般会計予算は対前年度比11.4%増の82億9900万円が提案された。
大森正信町長は、「町民と共に歩んできた1年」を振り返り、予算案の概要を説明した。
新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した施策として、特に医療や福祉部門の充実が強調された。
大台町では、地域医療の中核を担う報徳診療所の重要性が再確認され、医療人材の確保が最大の課題であるとされている。
西山雅予報徳診療所事務長は、専門職の確保が高齢化の進行に伴い厳しさを増していると述べた。
今後、地域医療に必要な施策が求められ、医療サービスの向上が期待されている。
また、道の駅奥伊勢おおだいの新たな観光連携が話題に上がり、観光振興策が具体化する。
新観光連携協議会が設立され、観光施設・周辺環境の整備が進められていることが報告された。
観光協会や地域の高校と連携し、魅力的な地域振興が図られる見込みだ。
そして、町内業者への発注が肝要である中、工事発注時に町内業者を選定するよう要請がなされている。
過去の議会でも議論されたこのテーマは、町の経済活性化に直結するため、更なる検討が求められる。
市町連携による様々な方策が議論され、町外業者との競争が活性化することで、町内企業も育成されると期待されている。
今回の議会では、様々な施策が協議され、町民の生活の質を向上させる方針が共有された。