令和3年6月28日に大台町役場で開催された全員協議会では、重要な案件が議論された。
会議では、新型コロナウイルスワクチン接種に関する最新の情報が報告された。健康ほけん課の保田稔課長は、65歳以上の高齢者向けの集団接種の進捗状況を説明した。予約は640件に達し、基礎疾患を持つ方々への接種も積極的に行う方針である。特に、商工会の加盟店主への職域接種の取り組みも進めており、約30人が接種を予定しているとのことだ。
一方、岡本恵子企画課長からは、地域公共交通に関連するAIオンデマンド交通の実証実験事業についての報告があった。この事業は、過疎地域の持続的発展を目指しており、交通事業者や運輸局などとの協議の上、データ収集を行う計画である。夏頃には交通協議会を開催し、冬には実証実験を行う見通しだ。地域の交通問題解決に向けた取り組みとして期待されている。
検証の協議では、基本条例の内容に関する意見交換が行われた。今年度の評価結果を受け、特に町民参加について改善が必要であるとの意見が強調された。在り方については今後協議を続け、具体的な施策を検討していく予定である。議員の意見を尊重し、透明性を高めるために、広報活動にも力を入れる方針が示された。
この全員協議会は、議員や執行部が必要な情報を共有し、コミュニケーションを図るための重要な場である。今後も、町民の声を反映しながら地域の問題解決に取り組む姿勢が求められている。