令和6年4月24日、大台町役場で全員協議会が開催された。
議長の小林保男氏が冒頭挨拶を行い、議事進行に入った。まず、町長の大森正信氏が、昴高校の快進撃について喜びを語り、保護者への感謝のコメントを述べた。
続いて、訴えの提起について議論が行われた。戦略企画課長の西本教広氏は、大台町領内地域総合センターの所有権移転登記手続きに関して、所有者が不明な土地に対する訴訟を提起する必要性を説明した。この訴訟にかかる費用は113万2000円であり、学園側からの補償を受ける形になるとされた。これは、土地の譲渡手続きに向けた重要なステップである。
さらに、屋久島町への視察についても発表された。この視察は、KTC学園との連携を強化し、行政と地域の協力を深めるためのものである。西本課長によれば、視察の目的は三つのテーマから構成され、通信制高等学校との連携、ユネスコエコパークの认知度向上、及び行政の支援についての意見交換である。特に、屋久島町の取り組みは大台町の観光施策にも影響を及ぼすと期待されている。
質疑応答では、古田廣幸氏が視察の準備について尋ねた。西本課長は、オファーが4月に入ってからあったことを説明し、視察旅行の手配はまだ行っていないが5月の上旬を予定していると答えた。また、岸良隆氏からは臨時議会開催の理由について疑問が呈され、戦略企画課長は、都市間の強い信頼関係を築くための取り組みであると強調した。
全体的には、視察先での具体的な交流内容や今後の予算についても話し合われ、議員間でも意見の活発な交換がなされた。
議会の最後に、小野恵司氏が、住民からの予算に対する感謝の声を伝え、町の業務への支援を訴えるなど、町内のコミュニケーションの重要さが再認識された。