令和5年9月8日、大台町議会の第3回定例会が開催された。
本日の議題には、令和4年度の各会計に関する決算認定や複数の請願が含まれている。特に、「帯状疱疹ワクチンの定期接種化を求める請願書」や「おたふくかぜワクチンの定期接種化を求める請願書」が重点的に討論された。
まず、請願第5号である帯状疱疹ワクチンの定期接種化に関して、参考人である高井氏は、ワクチン接種が高齢者にとって経済的負担であることを指摘した。高井氏は「接種が普及しない主な理由は、高額な費用にある」と述べた。議員らはこの問題に共感し、全員一致で請願を採択した。
次に、請願第6号と第7号についても討論が行われた。有効性が確認されているおたふくかぜワクチンの定期接種化を求める声が上がった。議長である岸良隆氏は「ワクチン接種の推進によって、重篤な合併症を防ぐことができる」と強調し、請願の重要性を訴えた。
また、認定第1号から第8号までの決算認定も行われた。小野恵司予算決算常任委員長は「全ての議案が賛成で可決された」と説明した。特に、補正予算として計上された物価高騰対策のための生活応援商品券事業など、多岐にわたる施策が取り上げられた。「特別会計であった住宅新築資金等貸付費が一般会計に編入されたことが、決算審査時の情報確認を難しくしている」という指摘もあった。
また、議案第66号においては、機構改革に伴う13の条例の改正が行われた。総務課からの説明に対し、役場の住民誘導・案内については、近隣市町の状況を調査する意向が示された。これに対し、野村政美議員は「地域のニーズに応じた案内が求められている」と発言し、改正後の実行可能性を示唆した。
本定例会では、全ての議案が賛成多数で可決され、閉会の挨拶が行われた。議長は「全ての案件が無事に終了した。皆さんお疲れさまでした」と述べた。