松阪市の第3回定例会が6月29日に開かれ、スケートパークの運営状況が注目されている。
独自支援策や新型コロナウイルスの影響が議論される中、市内で一番の利用者数が見込まれるスケートパークの状況が問われた。
議員からは、昨年度の施設利用状況や緊急対応について質問が寄せられた。特に、スケートパークへは多くの来場者が訪れ、充実した設備や環境により多くの人々が運動を楽しんでいるとの報告があった。しかし一方で、コロナウイルスの感染リスクについての認識も強調された。
建設部長は、スケートパークでの混雑緩和策として、SNSやインターネットを利用した呼びかけを実施していると述べた。また、事前に来場者に検温を行う提案がされ、感染症のリスクを減少させるための措置が必要であるとの意見も出された。
緊急搬送については、昨年度、スケートパークでの救急搬送件数は12件で、骨折のケースも含まれていたことが報告された。部長は、インストラクターが緊急対応を行っていると答弁した。さらに、スケートパークの運営に関する公共交通のニーズも指摘され、保護者からは訪問しやすくするための移動手段が求められているとの声があがった。
市長は、地域の居住者と協力し、防災や公共交通の改善に努めるとともに、市民が安全に利用できる環境づくりに全力を尽くすとし、スケートボードをはじめとするアクティビティの継続的な振興に期待を寄せた。
全体として、スケートパークは好評を得ている一方で、感染防止策や緊急搬送の状況など、今後の課題は明確であり、これらへの早急な対策が求められている。