松阪市の全員協議会が新型コロナウイルスワクチン接種をテーマに開催され、COVID-19ワクチン接種計画の詳細が報告された。
市長の竹上真人氏は、「高齢者に対する接種券は約66,000通を発送し、住民への接種用ワクチンの配分が進む」と語った。4月12日からは高齢者施設入居者への接種が始まり、4月20日からは集団接種の予約を受け付ける。また、接種は5月6日から開始される予定であるという。
接種お問い合わせのコールセンターも3月1日から開設し、予約は先着順で行う。菓子製造業者の協力も得て、ワクチン供給が行われることで、住民に対するスムーズな接種提供が目指されている。実施体制の準備が進み、具体的な接種会場や流れについても議論が展開された。
健康福祉部長の薗部功氏はワクチン接種体制やスケジュールについて詳細を説明。高齢者を中心に、集団接種会場ではクラギ文化ホールや子ども支援研究センターで、医療従事者による接種が行われるという。また、地域住民への巡回接種も計画されている。接種の際には、事前に記入した予診票の持参が求められるが、受付時に記入漏れがある方にも対応できる体制が整えられるとのことである。
質疑応答では、議員からの接種時の動線や案内体制についての質問に、看護師が現地でのサポートを行うと応じた。特に、接種後の観察期間には看護師が待機し、副反応への対応も行うため、安心して接種を受けることができる配慮がなされる。また、帰宅後に何らかの症状が出た際には、かかりつけ医に相談するよう案内されるという。
市内の行政は、今後の状況に応じて接種計画を柔軟に変更する準備があることを表明し、住民に向けた情報提供を迅速に行っていく方針を示した。新型コロナワクチン接種事業は多くの人々にとって重要な関心事であり、松阪市内での接種が円滑に進むことが期待されている。