松阪市は令和3年2月定例会において、56件の議案を討議し、多くの予算案を可決した。
特に注目されたのは令和3年度の一般会計予算で、この予算は市民の生活向上を図るために精力的に組まれている。特に、竹上真人市長は「今市民の皆さんが何を望んでいるか、何をやるべきなのかを考えた」と述べ、コロナ対策としての施策を強調した。
松岡恒雄環境福祉委員長は、予算の中でも特に自殺対策や特殊詐欺防止の取り組みについて言及した。例えば、自殺予防に向けた講演会の実施を行わない理由について、「予算の都合で他の事業に力を入れたい」と主張。また、特殊詐欺等に対する掃除費の補助金が高齢者を対象に行われると説明した。
さらに、この予算案には介護保険事業特別会計予算も含まれており、介護給付に関する国・県の支援が見直された点が指摘されている。議員たちは、「国の補助が減額する中、介護に関する経費も見直さなければならない」との意見が相次いだ。