松阪市の定例会では、令和3年度の予算案が一括議題として提案された。市長の竹上真人氏は、財政運営について、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、市民サービスを維持し、健全な財政運営を目指していることを強調した。
特に、新型コロナウイルスの影響で市税が減少し、202億600万円となることが見込まれている。市長は、"これは一過性のものであると捉えているが、慎重な財政運営が求められる"と述べた。また、財政調整基金の残高が30億円を超える見込みであることに言及し、将来的な財政運営に自信を示した。
議事では、松浦武四郎記念館に関する交流事業に対し、アイヌ政策推進交付金が約240万円計上され、その事業内容についても説明があった。この事業では、武四郎にちなんだ講座や展示、松阪木綿を利用した体験が実施される予定であり、武四郎の功績を広めつつ、アイヌ民族の文化についても理解を深めることを目指している。正当な論点として市長は"副次的効果としての人権啓発を行っている"と確認した。
さらに、松阪市のサテライトオフィスについても言及され、現在利用者はビジネス関連の外部者や地域の創業・活動を希望する方々であり、まだ充分な成果を上げているとは言えないが、地域に関心を持って貰いつつあることは評価された。引き続き、交流人口の増加に寄与するために、さらなる促進を図る意向が示された。
一方で、都市公園の管理状況も問われ、松阪市の公園は地域住民が主体となり管理を行いつつあることが語られた。新たな公園整備に関する計画は現在進行中で、コミュニティと協働での公園の管理運営の重要性についても公言された。
このように、松阪市は様々な施策を籠れつつ来年度の市民生活の向上を目指している。その中でも、特に若者や子供たちの教育環境の質向上が強調され、具体的には、問い合わせによる多角的な支援策について期待されている。