令和2年度松阪市の当初予算説明会が、2月14日に開催された。
この説明会では、特別会計及び企業会計の予算案について説明が行われた。特に競輪事業や国民健康保険、介護保険に関する予算が言及され、重要な情報が盛り込まれた。
松阪市における競輪事業課長、久保秀朗氏は、令和2年度の競輪特別会計予算について説明した。歳入歳出予算の総額は150億9470万円と定め、前年と比較して10%増の増加が見込まれると述べた。
歳入の主な収入源として、競輪の勝者投票券売上金が145億円に上るとされ、その内訳も説明された。特にミッドナイト競輪などの売上が好調であることが強調された。
また、国民健康保険の特別会計については、保険年金課長の北村充氏が説明に立った。これによると、予算総額は167億6319万円で、被保険者数が前年より1800人減少している。しかしながら、医療給付費の増加が見込まれており、地域ごとの健全な運営が求められるとの認識を示した。
介護保険事業については、介護保険課長の田中孝子氏が本年度の予算案を説明した。歳入歳出ともに189億6857万円とし、市民のニーズに応じたサービスの向上を目指すとした。
また、特別会計のまた別の面では、農業集落排水事業や簡易水道事業、住宅新築資金等貸付事業など、多岐にわたる予算案が提出された。しかし、これまでの動向を踏まえ、無駄のない運営が求められる必要性も指摘された。
議会では、各議員からの質問や意見があり、予算案についての活発なやりとりが行われた。特に、財務や健康保険、介護に関連する施策については、意見交換が盛んであった。最終的には、全ての議案についての審議が行われ、説明を受けた執行部に対する感謝の言葉が述べられた。これにより、令和2年度の当初予算説明会は無事に終了した。