松阪市の全員協議会が、令和3年2月12日に開催された。
この会議では、松阪市実施計画(令和3年度~令和5年度)についての説明が行われた。
市長の竹上真人氏は、実施計画が松阪市総合計画の基本構想に基づいていることを強調。
その上で、計画期間は令和3年度から令和5年度までの3年間で、政策および財政面からの中長期的展望が盛り込まれていることが述べられた。
企画振興部長の家城斉和氏は、実施計画の目的を説明し、具体的な事業が整理されていることを伝えた。
そして、「ここに住んで良かった・・・みんな大好き松阪市」の実現に向けた基本計画を展開する重要性について触れた。
実施計画では、人口減少や高齢者が増加する中で、限られた財源をもとに効果的な政策を実施する必要性が指摘された。
特に、超高齢社会と新型コロナウイルス禍について言及し、市民生活や産業に与える影響についての考察がなされた。
また、重点プロジェクトとして24事業が挙げられ、それに対して優先的に予算が配分される方針が説明された。
質疑では、深田龍議員が、実施計画に基づいた具体的な数値目標の変動について質問。
家城部長は、部局長の異動による数値目標の変更の可能性を認めつつも、基本的には前年度の評価を踏まえるとし、透明性の重要性を訴えた。
その後、放課後児童クラブについて、市長の竹上氏が公設公営の必要性を強調。
市民のニーズを考慮しながら、補助金化から委託化の流れを背景に、運営の在り方について議論が交わされた。
さらなる質疑として、他の議員が道路事故対策白線等整備事業について触れ、その実施数の減少について懸念を示した。
建設部長の伊藤篤氏は、予算が減少している理由を説明し、重要な事業であると位置付ける意義について述べた。