松阪市議会が令和5年8月17日に臨時会を開催した。
今回の臨時会では、議案第92号の承認を中心に多くの議題が取り上げられた。
議案第92号は、令和5年度松阪市一般会計補正予算(第7号)に関する事項で、新型コロナウイルスワクチン接種における医療費及び医療手当の給付に関連する。
副市長の近田雄一氏は、「救済制度に係る医療費及び医療手当の給付を早急に行いたいため、専決処分を行った」と述べた。
今回の補正予算では、約132万1000円が追加され、総額710億1251万4000円が確保される。
続いて、報告第24号および報告第25号も取り上げられた。
これらは、松阪市立三雲中学校及び豊田小学校における事故に関連する損害賠償の決定に関するもので、いずれも議会の承認を得ることなく専決処分が行われた。
教育長の中田雅喜氏は、「いずれの事故も過失が全て当方にあり、再発防止策を強化する」と明言した。
議長の山本芳敬氏が辞職を願い出る一幕もあり、辞職が許可され、その後、坂口秀夫氏が新議長に選出された。
新議長の坂口秀夫氏は、「市民の福祉の向上を念頭においた議会運営を行いたい」と抱負を語った。
また副議長には濱口高志氏が選まれ、議会の新たな運営が始まる。
今回は臨時会での選挙や専決処分の報告が主な内容であった。
このように松阪市議会は市民福祉向上のため、多岐に亘る議論を重ねていることが確認された。