松阪市の令和元年11月定例会が開催され、主に3つのテーマに関する質疑応答が行われた。第1のテーマは、放課後児童クラブについてである。
深田 龍議員は、松阪市の放課後児童クラブの運営について質問を行った。特に、民間委託の進展やその実績に着目し、社会福祉法人等への業務委託がもたらす円滑な運営に期待を寄せていることを伝えた。また、地域における人材の確保の難しさにも触れ、県主催の研修会の充実が求められていると述べた。教育委員会事務局長の青木俊夫氏は、現在、松阪市内に38のクラブが設置され、1146人の児童が登録されていると報告した。
次に、マラソン大会について、谷口 聖議員が質問を行った。大会の成功には、ボランティアの働きが不可欠であり、3000人以上のボランティアが必要であるとされている。教育長の中田雅喜氏は、ボランティアの募集計画を今後進めるとし、現段階での協賛も重要であるとした。松阪市としては、マラソンの開催を通じて、地域振興や観光促進を目指す意向が強調された。
さらに、沖和哉議員は男性職員の育児休業取得について質問し、育休取得率は国全体で低い現状にあることを指摘した。現状の松阪市ではほとんど育休取得がないため、制度の周知と職場環境の改善が必要だと訴えた。这に応じ、総務部長の三宅義則氏は、育児休業を希望する職員が取得しやすい環境を整える方向で取り組む意向を述べた。
最後に、三雲公民館について質問がなされ、改修工事が進行中であることが報告された。新しい公民館には多目的なスペースが設けられ、多くの市民が利用できるよう配慮される。指定管理者による運営の可能性についても言及され、地域の活性化に寄与する役割が強調された。