松阪市の令和5年度予算案が可決された。この予算は、一般会計が約691億円、特別会計を含めた総額は734億円に上る。
令和5年度の予算案では、福祉や教育、環境保護に重点が置かれており、特に子育て支援や高齢者福祉に関する施策が強化される。
環境福祉委員長の沖和哉議員は、一般会計予算に関して「交通安全啓発事業や民生委員の活動についての質疑が多く、地方の声を反映した予算となっている。」と述べた。
また、文教経済委員会の中村誠議員は、「新型コロナウイルス影響から立ち直るための経済政策として、地域経済活性化や雇用促進に寄与するものだ。」と強調した。
さらに、「松阪市総合運動公園デイキャンプ場条例の報告に関しては、市民の健康やレクリエーションに貢献する。」とし、デイキャンプ場開設の意義も示された。
今回の予算案の中には、特に「松阪市民病院事業会計予算」が含まれ、医療面でも充実したサービスの提供が期待されている。医療部長は「医療体制の強化を目指し、地域医療を育てていく。」とし、地域内での医療サービスの向上を図る意向を表明した。
一方、副市長の山路茂氏は、議会に向けて「今後も市民の声を大切にし、適切な予算執行を行っていく。」と発言した。