松阪市議会は令和4年度第4回定例会を開催し、市民生活に直結する各種議案を審議した。重要な議案の一つである、令和4年度松阪市一般会計補正予算(第2号)について、市の民生費や衛生費に関連する重要な予算が可決された。
議案第58号は、一般会計補正予算で、主に公的介護施設等整備費補助金を含む。環境福祉委員長の殿村峰代氏が、「施設整備の具体的内容は、有料老人ホームに家族面会室を新設すること、今回が初めてである」と説明した。また、補助金の周知方法については、対象施設にメールで周知しているとの答弁があった。
次に、議案第60号は国民健康保険事業特別会計補正予算で、全議員が原案の通り可決した。後期高齢者医療事業に関する議案第61号も、全員一致で可決された。
さらに、教育関連の議案も審議された中で、松阪市議会議員及び松阪市長の選挙における選挙運動用ポスターや自動車の使用に関する公営についての議案(第64号から第66号)も一括審査され、すべて可決された。副議長の深田龍氏は、「市民活動センター条例の一部改正については、その便利さを提供し続けるために必要である」と述べた。
議案第70号は過疎地域の発展を支援する条例の一部改正に関しても審議が行われた。議案では、地域振興の一環として固定資産税の特例が設けられることが提案され、可決された。
最後に、議案第86号では、宮川福祉施設組合の解散に関する協議が行われ、賛成多数で可決された。議長の堀端脩氏が、「地域福祉を考慮した上で、解散に至った理由は多々ある」と発言し、議会の結束を印象付けた。