令和4年11月29日、松阪市において定例会が開催された。議題には、令和4年度一般会計補正予算をはじめ、特別会計や条例制定に関する議案が上がった。
初めに、一般会計補正予算について、海住恒幸議員は中心市街地整備事業費や伊勢鉄道の経営持続化負担金に関する質疑を行った。伊勢鉄道について、川村浩稔産業文化部長は、利用者数が減少し続けている状況を説明しつつも、医療関係の安定運行のために必要な措置であると強調した。
また、保健所との協力による不良な生活環境の解消を目指す新たな条例の制定についても取り上げられ、吉川篤博議員は施行にあたる迅速な対応と効果的な実行の必要性を訴えた。健康福祉部長の回答では、施行日の設置や審議会の運営について準備が進められていると述べられた。
更に、松阪市の公の施設に対する指定管理者の指定についての議案が複数提出された中で、ベルファームの今後についても質疑が交わされた。久松倫生議員は新規指定管理者による先見の明ある運営の重要性と成果を求め、10年間の契約に伴う中長期的計画の必要を強調した。市長は、10年間の契約により、民間の力を借りた効率的管理を展望していると回答した。
今回の定例会においては、さまざまな重要な議案が審議された。これに伴い、松阪市の施策が公共の利益に寄与することが求められる中、市民の理解と協力を得るための情報公開の強化が期待されている。市民活動や地域振興のさらなる発展を支援する政策が進められることを願う。